「厄」そのものの主な要因 「3,環境からくるもの」については、実際の周辺環境(ご近所の人間関係、低周波、騒音、衛生状態など)をはじめ、家相(家屋の形状、方角の状態、家内や敷地の問題)・方災(方角からくる影響)・地相(日当たり、湿度、過去の経歴、他)によるものがあります。

 

実際の周辺環境とは、ご近所の人間関係にトラブルなどある場合、精神的ストレスや相手の念を大なり小なり受けることや、低周波、騒音により心身の音(リズム)が乱れること、衛生状態では不浄な環境が不浄な波長をよぶことなどで、心身と運気が乱れ、慢性的もしくは、突発的な不運に見舞われることがあります。

 

家相は、まず家の形による影響(方角の欠けや出っ張り)があります。形状の持つエネルギーについては最近になって研究がすすめられているようですが、たしかに円形の樽に入れていた酒を四角い容器に入れ替えると味が変わってしまうことや、科学的にも証明されているピラミッド・パワーの現象もあり、無視できないところだと思います。

また、家の形状によっては、他から発している振動と共鳴して、その振動数によっては心身に不調をきたすこともあります。

低周波の研究には危険をともなうことが多く、実験過程で死者(低周波を発するホルンを製造して、実験者に吹奏させたところ、その発せられた低周波によって実験者の内臓が破壊され即死したという事例)も出ていますので、なかなか難しい分野のようです。

 

方角は、科学的に解明は進んでおりませんが、多くの事例からみて、たしかに方角による障りはあると思います。方角をもちいて吉凶を招く占術では、九星術奇門遁甲などが有名ですが、大変興味深い話が多くあります。

 

家内・敷地の問題では、家内に使用している素材(木材・置物など)に問題がある場合や、敷地内にある石や植物、祠などに問題がある場合があります。

 

地相では、その土地が以前、どのように使用されていたか(墓地跡、寺社跡、田んぼ跡、池や井戸の埋め立て、先住者によるトラブルの有無など)や、日当たりの状態(どの方角から陽が当たるかも)、湿度の有無、問題ある埋蔵物、地形から受ける影響などがあります。